「AIエンジニアとしてフリーランスになれば、年収1,000万円も夢じゃない」——そんな話を耳にしたことがある方も多いでしょう。
生成AIブーム以降、AI人材への需要は急拡大しています。一方で「本当に食えるのか?」「どうすれば高単価案件を獲得できるのか?」という不安を抱える方も少なくありません。
本記事では、2026年最新のデータをもとに、フリーランスAIエンジニアの単価相場・必要スキル・案件獲得方法を徹底解説します。さらに、収入を大きく左右する「商流」の選び方についても、エンド直案件を多数扱うDeFactoryの視点からお伝えします。
目次
AIエンジニアとは、機械学習モデルの設計・構築やAIシステムの開発・運用を担う技術者を指します。
近年は企業に属さず、プロジェクト単位で参画する「フリーランスAIエンジニア」が増加中です。生成AIの普及により「自社でもAIを導入したいが、人材がいない」という企業ニーズが高まり、即戦力となるフリーランスへの需要は右肩上がりとなっています。
AIエンジニアとは、機械学習モデルの構築やAIシステムの設計・実装に携わる技術職です。データの前処理からモデルの学習・評価、本番環境へのデプロイまで、幅広い工程を担当します。
フリーランスとしての働き方は、大きく3つのパターンがあります。
| 働き方 | 特徴 | メリット |
|---|---|---|
| 常駐型 | クライアント企業に出社して開発チームの一員として働く | 社内情報にアクセスしやすい、コミュニケーションが取りやすい |
| リモート型 | 自宅やコワーキングスペースからオンラインで業務 | 場所に縛られない、通勤時間ゼロ |
| 副業型 | 会社員として働きながら副業でAI案件に参画 | 本業収入を維持しつつ、独立前に実績を積める |
2025年末時点の調査では、AIエンジニア案件の85%以上がリモート勤務を許容しており、場所に縛られない働き方が主流になりつつあります。
ChatGPTなど生成AIブーム以降、「社内にAI人材がいないので外部から招きたい」という企業が急増しました。フリーランスAIエンジニアにとっては、まさに追い風の状況が続いています。
フリーランスAIエンジニアが携わる案件は多岐にわたります。ここでは代表的な5つの分野を紹介します。
| 分野 | 主な業務内容 | 求められるスキル | 案件例 |
|---|---|---|---|
| AIモデル開発 | 機械学習モデルの設計・構築・評価 | Python、TensorFlow、PyTorch | 需要予測モデル、推薦システム |
| 画像認識・処理 | 物体検出、画像分類、OCRの実装 | OpenCV、CNN、YOLO | 製造ラインの外観検査、顔認証 |
| 音声認識 | 音声データの解析、文字起こしシステム | 音声処理、RNN、Transformer | 議事録自動作成、コールセンターAI |
| 自然言語処理(NLP) | テキスト分析、チャットボット開発 | BERT、GPT、LangChain | 社内FAQボット、感情分析 |
| 異常検知 | センサーデータの分析、予兆検知 | 時系列分析、オートエンコーダ | 設備故障予測、不正検知 |
2024年以降は、生成AI・LLM関連の案件が急増しています。「社内GPTを構築したい」「既存サービスに生成AIを組み込みたい」といったニーズに応えられるエンジニアは、特に引く手あまたの状態です。
自分のスキルセットがどの分野にマッチするかを把握しておくと、案件選びがスムーズになります。
国内AI市場は急拡大を続けています。IDC Japanの予測によると、国内AIシステム市場は2028年に2兆円を超える見込みです。
一方で、人材供給は需要に追いついていません。経済産業省の試算では、2030年に約12.4万人のAI人材が不足すると予測されています。
フリーランスHub(エン・ジャパン運営)の調査では、AIエンジニアの公開案件数は約1,000件以上にのぼります。全ITフリーランス案件の約2%程度ではありますが、「希少職種ゆえに単価が高い」という特徴があります。
需要が供給を大きく上回る「売り手市場」は、当面続くと見られています。AI人材不足という追い風を活かし、早めに市場に飛び込むのも一つの戦略です。
会社員とフリーランスでは、収入・働き方・リスクが大きく異なります。
| 比較項目 | 会社員 | フリーランス |
|---|---|---|
| 収入の安定性 | 毎月固定給が保証される | 案件がなければ収入ゼロ |
| 年収目安 | 約598万円(平均) | 約920万円(平均) |
| 福利厚生 | 社会保険、退職金、各種手当 | 基本的に自己負担 |
| 働き方の自由度 | 勤務時間・場所は会社の規定による | 案件を選べば調整可能 |
| 税務・事務負担 | 会社が代行 | 確定申告、請求書発行など自己管理 |
| 向いている人 | 安定志向、チームワーク重視 | 自走力があり、変化を楽しめる |
フリーランスは万人に勧められるキャリアではありません。即戦力として成果を求められるため、「まだ実務経験が浅い」「税務や契約周りの自己管理が苦手」という方には、まず会社員として経験を積むことをおすすめします。
DeFactoryでは正社員エンジニア向けに、リモート勤務・資格取得補助・家賃補助・還元率67%+手当+賞与といった福利厚生を整えています。「フリーランスだけがキャリアの正解ではない」という考えのもと、多様な選択肢を用意しています。
【Pro Tip】 「AIエンジニア」と一括りにしても、MLエンジニア・データサイエンティスト・AIリサーチャーでは求められるスキルも単価水準もまったく異なります。フリーランスとして独立する前に、自分が「どのポジションで勝負するか」を明確にしておくことが、案件のミスマッチを防ぐ第一歩になります。
フリーランスへの転向を検討する際、最も気になるのが「実際にいくら稼げるのか」という点でしょう。
結論から言えば、フリーランスAIエンジニアの平均月額単価は約77〜83万円、年収換算で約920万円超というデータがあります。会社員AIエンジニアの平均年収598万円と比較すると、約300万円の差があります。
ただし、報酬の幅は月20万〜200万円超と非常に広く、スキル・経験・商流によって手取り額は大きく変わります。
フリーランスAIエンジニアの単価相場を、複数のデータソースから確認してみましょう。
エン・ジャパン運営の「フリーランススタート」によると、AIエンジニアの月額平均単価は約76.8万円です。また、機械学習エンジニアに限ると平均82.6万円という統計もあります。
年収換算すると約920万円。会社員AIエンジニアの平均年収598万円との差は約300万円にのぼります。
出典:フリーランススタート「AIエンジニアのフリーランス求人・案件一覧」
以下は、レベル別の単価目安です。
| レベル | 想定月単価 | 年収目安 | 必須スキル |
|---|---|---|---|
| Lead / PM | 150〜200万円 | 1,800〜2,400万円 | アーキテクチャ設計、ビジネス要件定義 |
| Senior | 100〜140万円 | 1,200〜1,700万円 | MLOps構築、論文実装 |
| Middle | 70〜90万円 | 850〜1,100万円 | モデル構築、データ前処理 |
| Junior | 40〜60万円 | 500〜700万円 | Python実装、SQL |
この表からわかるように、実務経験が2〜3年あれば年収1,000万円は十分射程圏内です。一方で、経験が浅いうちは月30〜50万円台からスタートするケースも珍しくありません。
AIエンジニア案件の報酬幅は、月20万〜200万円超と非常に広いのが特徴です。フリーランススタートの調査では、最高単価実績として月額202万円という案件も報告されています。
出典:PR TIMES「AIエンジニア案件2025年12月最新調査」(INSTANTROOM株式会社)
では、高単価を実現できるのはどんなエンジニアでしょうか。
高単価を狙える条件
月150万円以上を安定的に獲得するには、「コードを書ける」だけでなく「チームを動かせる」「ビジネス課題を解決できる」能力が求められます。
まずは月100万円超え(年収1,200万円)を安定して達成できるレベルを目指し、実績と評判を積み上げていくのが現実的なロードマップです。
AI開発は成果物の見積もりが難しいため、「時給契約」や「月額契約」が主流です。
国内のフリーランスAIエンジニアの場合、時給4,000〜6,000円が一般的な相場とされています。
米国では時給200〜250ドル(約3万〜4万円)という事例も報告されており、グローバルに見てもAIエンジニアの市場価値は高い水準にあります。
時給で考える際に注意したいのが「稼働時間」です。
月単価80万円・稼働160時間であれば時給5,000円ですが、同じ80万円でも稼働200時間なら時給4,000円。案件によって求められる稼働時間は異なるため、「月単価÷想定稼働時間」で時給換算して比較するのがおすすめです。
また、フリーランスの収入は「労働時間に比例」するため、会社員のように昇給や賞与で収入が跳ね上がることは基本的にありません。「時間を売る働き方」の限界を理解した上で、単価アップやスキルの複合化を意識することが、長期的な収入安定につながります。
フリーランスエンジニアの収入を語る上で、絶対に押さえておきたいのが「商流」の概念です。
商流とは、案件がクライアント企業からエンジニアに届くまでの経路のこと。途中に仲介業者(エージェントや元請け企業)が入るほど、中間マージンが発生し、エンジニアの手取りは減っていきます。
以下は、月単価100万円の案件を例にした商流別シミュレーションです。
| 商流パターン | 中間マージン率 | 月額手取り | 年収換算 |
|---|---|---|---|
| 3次請け(2社経由) | 30%以上 | 約70万円 | 約850万円 |
| 2次請け(1社経由) | 15〜20% | 約80〜85万円 | 約950〜1,000万円 |
| エンド直(直接契約) | 0〜10% | 約90万円以上 | 約1,100万円以上 |
同じスキル・同じ100万円案件でも、商流が深いと手取り70万円、エンド直なら90万円——年間で約250万円もの差が生まれます。
DeFactoryが提供するSkillAssignでは、還元率75〜80%を実現しています。 エンド直・元請案件をメインに扱っているため、中間マージンを最小限に抑え、エンジニアの手取りを最大化できる仕組みです。
「高単価案件を狙う」だけでなく「商流を意識して案件を選ぶ」ことが、収入最大化のカギになります。
【Pro Tip】 単価交渉で見落としがちなのが「稼働率」です。月単価100万円でも稼働率140〜180h/月のような幅がある案件では、実質の時間単価は大きく変わります。提示単価だけでなく「月何時間で、超過分はどうなるか」まで確認するのがプロの動き方です。
高単価案件を獲得するには、相応のスキルセットが必要です。
ここでは、フリーランスAIエンジニアに求められる技術スキルを体系的に整理します。従来の機械学習スキルに加え、2026年現在の需要を踏まえたLLM活用スキルについても解説します。
AI開発において、Pythonは圧倒的に重要な言語です。フリーランス向けAI案件の求人要件を見ると、ほぼすべてでPythonが必須スキルとして挙げられています。
以下は、AIエンジニアに求められる主要なフレームワーク・ライブラリの一覧です。
| カテゴリ | ライブラリ / ツール | 用途・特徴 | 需要 |
|---|---|---|---|
| 従来型ML | TensorFlow / Keras | ディープラーニングの定番、本番運用実績が豊富 | ★★★ |
| PyTorch | 研究・開発で人気、柔軟な実装が可能 | ★★★ | |
| scikit-learn | 古典的ML手法の実装、前処理・評価に便利 | ★★★ | |
| LLM活用(2026年需要急増) | LangChain | LLMアプリ開発のオーケストレーション | ★★★ |
| LlamaIndex | 社内データ連携・RAGシステム構築 | ★★☆ | |
| プロンプトエンジニアリング | 効果的なプロンプト設計の知見 | ★★★ | |
| 補助スキル | R言語 / SQL | データ分析・DB操作、案件により必要 | ★★☆ |
| Java / C++ | 高速処理が求められる案件で使用 | ★☆☆ |
「LangChainを触ったことがありますか?」という質問は、最近の面談で頻出するようになりました。生成AIアプリケーション開発の需要は今後も拡大が見込まれるため、早めにキャッチアップしておくと有利です。
まずはPythonを軸に、TensorFlow/PyTorchいずれかのフレームワークに習熟した上で、LangChainなどLLM関連スキルを上乗せするのが効率的なスキルアップ戦略です。
「ライブラリを使えばモデルは動く」——しかし、高単価案件を獲得するには、それだけでは不十分です。アルゴリズムの仕組みを理解し、適切な手法を選択できる知識が求められます。
| 分野 | スキル項目 | 具体的な内容 |
|---|---|---|
| 数学的基礎 | 統計学 | 確率分布、仮説検定、ベイズ推定 |
| 線形代数 | 行列演算、固有値分解 | |
| 微分積分 | 勾配降下法、誤差逆伝播法の理解 | |
| 実践スキル | データ前処理 | クレンジング、欠損値補完、正規化 |
| 特徴量エンジニアリング | 有効な特徴量の設計・選択 | |
| モデル評価 | 交差検証、過学習対策、汎化性能向上 | |
| 専門領域 | 画像処理 | OpenCV、CNN、物体検出 |
| 音声処理 | 音声認識、波形解析 | |
| 自然言語処理(NLP) | 形態素解析、Transformer、BERT |
特定領域に深い専門知識を持つエンジニアは、汎用的なスキルだけのエンジニアよりも単価が高くなる傾向があります。「この分野なら任せてほしい」と言える得意分野を持つことが、差別化のポイントです。
「モデルを作って終わり」ではなく、本番環境での運用まで対応できるエンジニアの市場価値は非常に高いです。MLOps(機械学習の開発〜運用を一貫して担う体制)を構築できる人材への需要は急増しています。
| カテゴリ | サービス / ツール | 主な用途 | 案件での頻出度 |
|---|---|---|---|
| AWS | SageMaker | MLモデルの学習・デプロイ | ★★★ |
| Lambda / S3 | サーバーレス処理、データストレージ | ★★★ | |
| GCP | Vertex AI | MLパイプライン構築 | ★★☆ |
| BigQuery | 大規模データ分析 | ★★★ | |
| Azure | Azure Machine Learning | エンタープライズ向けML環境 | ★★☆ |
| コンテナ | Docker | 環境の再現性確保、デプロイ | ★★★ |
| Kubernetes | コンテナオーケストレーション | ★★☆ | |
| CI/CD | GitHub Actions / CircleCI | 自動テスト・デプロイ | ★★★ |
| MLflow | 実験管理、モデルバージョニング | ★★☆ |
PoC(概念実証)開発だけでなく、本番環境への導入・運用まで対応できるエンジニアは、「PoC死」(実証実験で終わってしまうプロジェクト)を防げる存在として重宝されます。
【関連記事はこちら】【2026年最新】フリーランスエンジニアの単価相場|月80万超えの条件と「手取り」のリアル
AI関連の資格は「必須ではないが、キャリアチェンジ時のアピール材料になる」という位置づけです。
| 資格名 | 対象レベル | 受験費用 | 難易度 | 実務での評価 |
|---|---|---|---|---|
| G検定(JDLA) | ジェネラリスト向け | 13,200円 | ★★☆ | AI活用の基礎理解の証明 |
| E資格(JDLA) | 実装エンジニア向け | 33,000円 | ★★★★ | 深層学習の実装力を証明 |
| AWS認定 Machine Learning | クラウドML活用者向け | 300ドル | ★★★ | AWSでのML運用スキル証明 |
| GCP Professional ML Engineer | クラウドML活用者向け | 200ドル | ★★★ | GCPでのML運用スキル証明 |
| Azure AI Engineer | クラウドAI活用者向け | 165ドル | ★★★ | AzureでのAI開発スキル証明 |
Kaggleでのメダル獲得や入賞歴も、実力を客観的に示す有効な手段です。
ただし、採用側が最も重視するのは「同規模・同難易度のプロジェクトで成果を出した経験」です。資格は名刺代わりと捉え、本当の差別化はポートフォリオと実績で行うのが現実的です。
【Pro Tip】 資格よりも「再現性のある実績」が単価を決めます。採用側が最も重視するのは「同規模・同難易度のプロジェクトで成果を出した経験」。資格は名刺代わり、本当の差別化はポートフォリオと実績で行いましょう。
「いますぐフリーランスになりたい」という気持ちは理解できます。しかし、準備不足での独立はリスクが大きいのも事実です。
ここでは、未経験からフリーランスAIエンジニアとして独立するまでの4ステップを解説します。「独立=ゴール」ではなく、「独立後に稼働を続けることが本当のスタート」という意識が大切です。
フリーランスとして案件を獲得するには、「この人は即戦力として成果を出せる」という信頼が不可欠です。そのためには、企業でのAI開発実務経験が最も確実な裏付けになります。
独学でスキルを身につけることも不可能ではありませんが、現場で先輩から学ぶ方が効率的です。チーム開発の進め方、コードレビューの受け方、クライアントとのコミュニケーション——これらは独学では得にくい経験です。
現職がAI無関係でも、社内異動や転職でAI案件に携わる道はあります。まずは「実務経験1〜2年」を最初のマイルストーンに設定しましょう。
「いきなり独立」は、案件が取れない・取れても炎上するリスクが高く、キャリアに傷がつく可能性があります。
本業の収入を維持しつつ、副業でフリーランス業を試行するのが安全なアプローチです。
副業で得られるメリットは以下の通りです。
ただし、副業を始める前に、現職の就業規則で副業が解禁されているかを必ず確認してください。副業禁止の会社も依然として存在します。
この段階で「独立してもやっていけそうだ」という感触が掴めたら、次のステップへ進みましょう。
フリーランスとして案件を獲得する際、ポートフォリオは「実力を証明する営業ツール」になります。
効果的なポートフォリオのポイントは「定量的な成果を盛り込む」ことです。
良い例
避けたい例
GitHub公開やブログでの技術発信も有効です。ただし、守秘義務のあるプロジェクト情報は匿名化・一般化が必須です。NDA(秘密保持契約)違反は、キャリアを台無しにしかねません。
最初の案件獲得には、フリーランスエージェントの活用が有効です。
エージェントを使うメリットは以下の通りです。
最初はエージェント経由で安定稼働を確保し、実績と信頼を積んだ段階で徐々に直接契約へ移行する——というのが現実的な戦略です。
DeFactoryが提供する「SkillAssign」では、人材レコメンド機能によってスキルにマッチした案件を効率的に見つけることができます。還元率75〜80%、エンド直・元請案件がメインという特徴があり、手取りを最大化したいエンジニアに選ばれています。
【Pro Tip】 独立直後の「空白期間」を作らないことが最重要です。退職前にエージェント登録と面談を済ませ、初月から稼働できる状態で独立するのが鉄則。生活費6ヶ月分の貯蓄確保も最低ラインと心得ましょう。
独立後に最も重要なのが「案件を安定して獲得し続けること」です。
案件獲得の方法は複数あり、自分のキャリアステージに応じて使い分けるのがポイントです。ここでは、初心者から上級者まで、段階別の5つの方法を紹介します。
LANCERS、クラウドワークスなどのクラウドソーシングは、実績がない段階でのスタート地点として適しています。
メリットは「実績ゼロでも応募できる」こと。低単価の案件が多いですが、評価を貯めていくことで次第に大きな案件につながる可能性があります。
ただし、クラウドソーシングだけで高収入を維持するのは難しいのが現実です。ある程度経験を積んだら、エージェント経由や直接営業へシフトしていくのがおすすめです。
AI案件と称しつつ、実態は単純なデータ収集だけだったり、不当に低単価だったりする案件も存在します。案件の見極めが重要です。
X(旧Twitter)やLinkedInでの技術発信は、中長期的なキャリア資産になります。
「LLMのこの実装、面白い知見を得たので共有します」「Kaggleで銀メダル取りました」——こうした日頃の情報発信で「この分野に強い人」として認知されると、自然と案件相談が来るようになります。
技術コミュニティ(PyData、Deep Learning勉強会など)への参加も有効です。会場には企業の技術責任者も来ていることが多く、「あの発表をしていた人に相談したい」という流れで案件につながることもあります。
異業種の人とも繋がることで、予想外のプロジェクト紹介を受ける可能性が広がります。
高単価案件を効率的に獲得したいなら、フリーランスエージェントの活用は必須です。
主要なエージェントを比較してみましょう。
| エージェント | AI案件 | 特徴 | おすすめの人 |
|---|---|---|---|
| レバテックフリーランス | 多い | 案件数が豊富、知名度高い | 幅広い案件から選びたい人 |
| Midworks | 中程度 | 福利厚生が充実 | 保障を重視する人 |
| エンジニアファクトリー | 中程度 | 高単価案件に強い | 安定した大規模案件を探す人 |
| Tech Stock | 中程度 | Web系に強い | 自社開発案件を探す人 |
| BIGDATA NAVI | AI特化 | AI・データサイエンス専門 | AI案件に絞りたい人 |
| SkillAssign(DeFactory) | 多い | エンド直・元請案件多数、還元率75〜80% | スタートアップや上流工程に携わりたい人 |
エージェント選びで重要なのは「どういう商流の案件を持っているか」です。案件数が多くても、2次請け・3次請けの案件ばかりでは手取りが減ってしまいます。
DeFactoryのSkillAssignは、エンド直・元請案件をメインに扱っており、還元率75〜80%を実現しています。商流上有利な案件を探している方に適したサービスです。
前職の人脈活用や企業への提案営業による直接契約は、中間マージンなしで高報酬を得られる方法です。
直接契約のメリットは明確です。エージェントのマージンがないため、同じ予算でも手取りが増えます。
ただし、直接営業には「営業力」「提案力」が求められます。技術の話ではなく、「御社の課題をAIでどう解決するか」というビジネス視点での提案ができなければ、案件化は難しいでしょう。
現実的には、まずはエージェント経由で実績と信頼を積み、徐々に直接案件を開拓するハイブリッド戦略がおすすめです。
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【Pro Tip】 AI案件は「PoC死」に注意です。実証実験(PoC)で終わるプロジェクトは少なくありません。安定して稼ぐなら、PoCだけでなく「本番運用のMLOps」まで提案できるかどうかが、契約継続と単価アップの分かれ道になります。
本記事では、フリーランスAIエンジニアの収入・スキル・案件獲得方法を解説してきました。
AIエンジニアの需要は拡大し続けています。しかし、商流を選び間違えると、高度なスキルも安く買い叩かれてしまいます。
「高単価案件を狙う」だけでなく「商流を意識して案件を選ぶ」ことが、フリーランスAIエンジニアとして成功するための核心です。
DeFactoryでは、あなたのAIスキルが「エンド直・適正価格」でいくらになるか、無料のキャリア相談を通じてお伝えしています。
まずは案件一覧(日次更新)をご覧いただき、あなたのスキルに合った案件があるかチェックしてみてください。
あなたの市場価値の答え合わせをお待ちしています。