Shopifyの送料無料バーを活用しよう!おすすめアプリや必要な施策とは?

ECサイトでショッピングする際、ユーザーが気にする要素の一つに送料があります。皆さんもユーザーの立場になった時に、送料がかかることによって決済を躊躇した経験があるかもしれません。

Shopifyの売上改善に悩んでいる場合は、送料無料バーを活用してみてはいかがでしょうか。送料無料バーを活用することで、ユーザーの送料に関する不安を和らげるとともに、LTV向上にもつながります。

この記事ではShopifyの送料無料バーについて、おすすめアプリや必要な施策と併せて解説します。

関連記事:Shopifyの集客で必要なLTV・CACとは?LTVを向上させるポイントを解説

1.Shopifyの送料無料バーとは

Shopifyの送料無料バー(Free Shipping Bar)とは、ECサイト内に「あと〇〇円購入すると送料無料になります!」のようなメッセージをバー形式で表示するツールのことです。

送料無料バーには、現在カートに入っている商品の合計金額や、送料無料まであといくら購入すれば達成するのかなどが表示されます。送料無料ラインに近づくとリアルタイムで情報が更新されるので、ユーザーは送料無料を達成するまでの金額が視覚的に分かり、購買意欲が刺激されるのです。

1-1.送料無料バーのメリット

送料無料バーの導入には、おもにAOV(平均注文金額)やLTVの向上、顧客体験の向上、カート落ち防止など多くのメリットがあります。

ユーザーは、あと「900円で送料無料になる」と分かると1000円以上のものを購入してくれるかもしれません。この時点で、今までは取りこぼしていた部分を利益に変えることができ、AOVの向上になります。また、シンプルで分かりやすいインターフェースを提供することでショッピング時の顧客体験向上にもつながり、リピート率も上がります。その結果、LTVの向上にも貢献するでしょう。さらにカートにある商品の合計金額をバーで表示し、追加の購入を促すことで、カート落ち防止にもなる点は大きなメリットです。

2.送料無料バーのおすすめアプリ

ここでは、Shopifyで使える送料無料バーのおすすめアプリを3つ紹介します。料金などの比較もしていきましょう。

2-1.送料無料バー .amp

「送料無料バー .amp」は、送料無料までの金額を簡潔に表示してくれるアプリです。基本的にこのアプリで表示できるのは「あと〇〇円購入で送料無料!」など、現在のカート内の合計金額と送料無料ラインとの差額です。

カート内に商品があるかどうかで表示するメッセージを変えることもでき、またECサイトの雰囲気に合わせてテキストの色や背景色、強調色などのカスタマイズもできます。

料金は無料プランから用意されており、文言のカスタマイズやデザインのカスタマイズは無料プランでも行えます。ただ、有料プランであれば送料無料を達成させるための商品自動レコメンド機能も使えるようになるため、より高い機能性を求めるなら有料プランがよいでしょう。

【料金】

  • 無料
  • アドバンス($9.99/月)

2-2.送料無料バー

こちらも、シンプルに送料無料達成までの残り金額を表示できるアプリです。コーディングの知識などは一切不要で、インストールしてから指示に従って設定すれば簡単に使えるようになります。

以下3つの状況に合わせて、表示する文言を自由に変えることも可能です。

  • カートが空の時
  • カート内の合計金額が送料無料ラインを下回っている時
  • カート内の合計金額が送料無料ラインを上回っている時

「送料無料バー .amp」と同じように、テキストの色や背景色などのデザインもカスタマイズできます。

料金は無料なので導入しやすいでしょう。ただし、無料で利用できる点はメリットでもありますが、それほど機能性は高いといえません。まずは送料無料バーアプリを試してみたいという方におすすめです。

【料金】

  • 無料

2-3.送料無料キャンペーン|リテリア 告知

こちらは、送料無料バーを表示するアプリというより、さまざまな告知やキャンペーンのアナウンスメントバーを表示できるアプリです。

「税込5000円以上お買い上げの場合は送料無料!」

「現在決算セール中!今だけ最大50%オフ!」

「LINE登録で特別クーポン配布中!」

などのように、ユーザーにとってお得な情報を分かりやすく伝えることで、コンバージョンへとつなげることができます。

表示のスタイルは、常に表示されるパターンと、ページに埋め込んで表示されるパターンの2種類が用意されており、今後もアップデートされる可能性があります。バーの背景色や画像、表示位置やアニメーション時間など細かい部分まで設定できる点が特徴。

有料版しかありませんが、送料無料バーだけではなく、キャンペーンの告知にも使いたい場合にはおすすめのアプリです。

【料金】

  • スタンダード($4.90/月)

(購入から7日間無料)

3.EC事業者の課題と送料無料対策

ここからは、ShopifyでECサイトを運営していくうえで把握しておくべきEC事業者の課題と、必要な施策について見ていきましょう。

3-1.EC事業者の現状の課題

多くのEC事業者が抱える現状の課題として、「一貫した顧客体験を作れていない」ということが挙げられます。

例えば、あるユーザーがECサイトを訪問し、商品をカートに入れたものの、再び回遊している間に興味が薄れてしまい結局決済まで進まず離脱する、というパターンがあります。これはユーザーとのタッチポイントを拾いきれておらず、機会損失を起こしているよく見る例です。サイト訪問〜カートに商品を入れるまでは1つの流れができていても、カートに入れた時点で一度顧客体験が分断されてしまっているために、カート落ちやサイト離脱が起きてしまうのです。

このような課題を解決するには、サイト訪問から決済・CS対応まで一貫した顧客体験を提供する必要があります。

3-2.一貫した顧客体験を実現するための送料無料対策

一貫した顧客体験を実現させるための有効な施策として挙げられるのが、送料無料バーの活用です。

なぜ送料無料対策が必要なのかというと、送料がオンラインショッピングにおける大きな障壁となっているためです。実際、送料を理由にショッピングを諦めるユーザーは多いとされ、対策をしない場合はカート落ちや、送料を無料としている他社サイトへの流出などにつながるリスクがあります。

3-2-1.カート落ちによる機会損失額

カート落ちによる機会損失額は、売上全体の1.7倍〜2倍とも言われており、仮に月100万円の売上の場合は実に約200万円の売上を取りこぼしていることになるのです。

送料無料バーの活用によりカート落ちを防ぐことで、ECサイト全体の大幅な売上アップも期待できます。そのためには、一定金額購入すれば送料無料になること、そしてあといくら購入すれば良いのかを提示することで、ユーザーの購買意欲を刺激し決済までの導線がスムーズにすることが重要です。

3-2-2.レコメンドの重要性

サイト訪問から決済まで一貫した顧客体験を実現するには、レコメンドの活用も欠かせません。レコメンドはユーザーがカートに入れている商品の関連商品を提示することで、アップセルやクロスセルが狙える施策です。

送料無料バーとともにレコメンドを活用することで、顧客満足度の向上とともにLTV向上も見込めます。

送料無料バーとレコメンドをどちらも簡単に実現したいという場合は、送料無料バーだけではなくより多機能なアプリの導入がおすすめです。

関連記事:アップセルでShopifyの顧客単価を高めよう!実施のポイントも解説

4.レコメンドも実現したいなら「PeecAI」

PeecAIはパーソナライズレコメンドエンジンを活用して、買い物における顧客体験の課題(検索+カート落ち)を解決するアプリです。PeecAIの具体的な特徴を見ていきましょう。

4-1.3種類のアルゴリズムによる提案

PeecAIの大きな特徴は、3種類のAIアルゴリズムによって一人ひとりのユーザーに合わせた最適なレコメンドができることです。

  •  合わせ買いレコメンド(協調フィルタリング)
  •  関連商品レコメンド
  •  トレンドレコメンド

ユーザーの行動や購買履歴などをふまえ、AIが独自に判断してレコメンドしてくれるうえ、手動優先機能での表示カスタマイズもできるなど柔軟性が高いといえます。

4-2.多様なカスタマイズが可能

PeecAIでは、レコメンドの表示形式やフォントなど、デザイン面での多様なカスタマイズも簡単に行えます。ビジネスプランでは、レコメンドデザインのフルカスタマイズ機能も利用可能になるため、より幅広いカスタマイズ性をお求めの場合はぜひビジネスプランをご利用ください。

また、レコメンドを表示させられる場所は、カートページ・検索ページ・マイページなどさまざまです。ユーザーの買い物中にレコメンドを適切に表示させることで、カートに入れる品数・金額のアップにつながります。

4-3.レコメンド×カート落ち防止でLTV向上

PeecAIではレコメンドによる認知・回遊促進と、SMSカートリカバリによる購入促進をかけ合わせることで、通常の方法ではリーチできない潜在層や商品へとアプローチが可能です。

回遊促進と購入促進を同時に実現できるこの機能は、他社製アプリにはないものです。

単なるレコメンドアプリであれば、回遊促進にはつながりますが、収益改善に大きくは影響を与えにくいのが実情です。

一方でPeecAIは、カート落ち防止機能によって回遊促進だけでなく、大幅な収益改善にも寄与するという点が大きな強みといえます。

PeecAIのカート落ち防止機能には、大きく分けて以下の2つがあります。

4-3-1.プッシュ通知機能

ユーザーがレコメンド経由でカートに追加した商品がある場合、プッシュ通知によって決済を促進する機能です。通知の頻度や表示するメッセージの内容はカスタマイズできます。プッシュ表示数やプッシュクリック数、クリック率の3つのデータを収集でき、分析に有効活用できるのも特徴です。

4-3-2.送料無料ライン引き上げ機能(Free-shipping Booster)

PeecAIはただのレコメンドエンジンではなく、ここまで解説してきた送料無料バーを活用することもできます。表示できるページはカートページのみですが、表示する場所自体は選択可能です。

表示されるタイミングは、送料無料ラインに設定した金額の50%に達した時です。例えば、送料無料ラインを5,000円に設定している場合、カート内が2,501円に達した時に表示されます。

なお、送料無料バーは四角の枠で表示されますが、角の丸みやテキスト内容、バーの入りなどはカスタマイズ可能です。

4-4.導入まではわずか3分

初期登録は3分で終わるほど簡単で、設定にコーディングの知識も必要ありません。ストアとの連携、レコメンドの表示などのカスタマイズを含めても最短数時間でPeecAIの本格的な運用を開始できます。

初期費用は0円で、有料プランも$29~と導入しやすい価格です。送料無料を実現するとともに、レコメンドアプリを利用したいブランドに最適といえます。

【料金】

  • 無料
  • スタンダード($29/月)
  • ビジネス($110/月)

PeecAIを利用するメリットや、強みとなる機能、向いている商材などについては以下の記事でより詳しく説明しているので参考にしてください。

関連記事:Shopifyレコメンド「PeecAI」の3つの強みと成果についてご紹介!

5.まとめ

送料はオンラインショッピングにおいて、ユーザーを決済から遠ざける大きな障壁です。

サイト訪問から回遊、カートに商品を入れて最終的に決済するまで、一貫した顧客体験を提供することで売上は大きく変わります。そのための有効なツールが送料無料バーです。

PeecAIは3種類のAIアルゴリズムによるレコメンドエンジンで、送料無料ライン引き上げ機能(Free-shipping Booster)も利用できるおすすめのShopifyアプリです。

送料無料対策やレコメンドでShopifyの売上を改善したいとお考えの場合は、ぜひ導入をご検討ください。

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この記事を書いた人
DeFactory代表取締役 事業開発、デジタルマーケティング(検索領域)、グロースハックが得意領域です。 事業の壁打ちのご相談お受けしております!
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