SESエンジニアの単価相場や還元率は?働くメリット・デメリット

IT業界の市場規模が拡大する中で、SESエンジニアの単価相場が気になっている方も多いのではないでしょうか。

結論からいうと、SESエンジニアの単価相場は55万円〜65万円とされています。ただし、実際に受け取れる報酬には還元率が関係するため、あらかじめ把握しておくことが大切です。

今回は、SESエンジニアの単価相場や還元率を解説したうえで、SESエンジニアとして働くメリット・デメリットや、バックエンドエンジニアとiOSエンジニアにおすすめの求人も紹介します。

関連記事:【企業向け】SESの特徴とは?企業側が依頼するメリットや注意点

1.SESエンジニアの単価相場や還元率

SESとは、委託契約の形式で企業のプロジェクトに参加して、システム開発に必要なスキルを提供する働き方です。

この項目では、SESエンジニアの単価相場と、プロジェクトに関わるSESエンジニアに対する報酬の還元率について紹介します。

1-1.SESエンジニアの単価相場は55万円~65万円

スキルや経験値などによって異なりますが、一般的にSESエンジニアの単価相場は、55万円〜65万円とされています。

また、SESエンジニアの単価の支払い条件は、所属先のSES企業やクライアントなどの条件によって変動する点は留意しておきましょう。例えば、1ヵ月の単価が「60万円」と固定されている場合や、1ヵ月あたりの労働時間の範囲を区切って単価が固定されている場合があります。

後者の場合で、仮に労働時間160〜180時間の単価が60万円であれば、160時間以下もしくは180時間以上の労働時間になったときは、1時間あたりの単価が実際の労働時間に合わせて減額・増額されます。

なお、55万円〜65万円という単価相場は、ある程度経験を積んだSESエンジニアの場合であり、新人のSESエンジニアでは30万円〜55万円の単価相場に落ち着くと考えておくとよいでしょう。

1-2.SESエンジニアへの還元率は50~60%程度

前述した単価相場は、SESエンジニアが所属しているSES企業に対して支払われる単価であり、SESエンジニアへ実際に支払われる報酬の還元率は50〜60%程度とされています。先ほどの単価相場55万円〜65万円に当てはめると、27.5万円〜39万円がSESエンジニアの受け取れる報酬相場となります。

ただし、還元率50〜60%というのはあくまで目安であり、SES企業によって変動する可能性はあります。SES企業は、マージンとしての取り分で社会保険料や諸経費を支払っているため還元率100%というケースはありませんが、SESエンジニアが単価相場をアップできれば、自ずと手元に入る報酬も上がってくるでしょう。

DeFactoryでは、案件内容/単価フルオープン&案件選択自由かつ、還元率最大80%(平均75%)ありますので、他社よりも高い報酬が得られる可能性もあります。

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2.SESエンジニアとして働くメリット・デメリット

続いて、SESエンジニアとして働くメリット・デメリットについて詳しく紹介します。

2-1.メリット①さまざまな開発案件に携われる

SESエンジニアは基本的に指定の契約期間が終わり次第、新たなクライアントのもとで開発に携わることができます。さまざまな開発案件に携わることで、自身のスキルに磨きをかけられるのは大きなメリットといえるでしょう。

例えば、クライアントによっては大規模な開発案件にアサインされたり、最新のツールやアーキテクチャの習得機会を得られたりするケースもあります。一口にシステム開発といっても、クライアントによって開発体制や用いる技術には違いがあります。一つの企業で継続的に同様のプロジェクトに携わるよりも、常に新たな学びのチャンスがあるSESエンジニアのほうがスキルアップしやすいともいえます。

担当を任された開発案件でしっかりと成果を残せば、自身のキャリアアップを実現するベースにもなるでしょう。

2-2.メリット②未経験でも採用してもらえる可能性がある

相応のスキル・知識を有する人材であれば、SESエンジニアとして未経験でも採用してもらえる可能性があります。経済産業省の資料(※)によれば、拡大する市場規模に対してIT人材の供給不足が懸念されており、2030年には最大で約79万人のIT人材が不足すると予想されています。

そのような背景もあることから、SES企業でエンジニアとして採用される可能性は十分あるのです。ただし、SESエンジニアとして活躍するには専門的なスキルや知識の習得は必須となるため、日々の学習は欠かせません。

SESエンジニアの間口は比較的広いといえますが、自身の学習もしっかりと積み重ねていく必要があります。

※参考:経済産業省「IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果 ~報告書概要版~」

2-3.メリット③残業が少ない傾向にある

SESエンジニアが開発案件へアサインされる際、クライアントとSES企業は事前に労働時間について契約を交わします。そのため、基本的にクライアントは、規定されている労働時間以上の作業をSESエンジニアへ依頼できません。

残業が少ない傾向にある分、空いた時間を自身の学習やプライベートの時間へ充てられます。ワークライフバランスの取れた働き方を実現しやすいのも、SESエンジニアとして働くメリットです。

2-4.デメリット④案件によって職場環境が変化する

SESエンジニアは、一つの案件ごとに常駐先の企業が変わる可能性があり、さまざまな開発経験を積めることはメリットである反面、職場環境がその都度変わるというデメリットにもなり得ます。短期契約のものであれば、3ヵ月〜半年程度で職場が変化するため、慣れ親しんだ環境がリセットされることになります。

ただ、先述したように、職場環境の変化はさまざまな知識・スキルを習得できるチャンスともいえます。コミュニケーション能力を備えた方であれば、職場の人間関係にも新鮮味を感じながら働けるでしょう。

2-5.デメリット⑤スキルがないと担当できる案件が限られる

SESエンジニアは、基本的には客先へ常駐しながら技術力を提供する役目を担っています。そのため、SES企業がエンジニアのアサイン先を決める際は、「案件で求められるスキルをエンジニアがしっかりと提供できるか」という点が重視されます。

例えば、スキルや経験があまり要求されないプロジェクトは、育成のために若手エンジニアがアサインされるケースが一般的です。つまり、年齢を重ねたSESエンジニアでスキル・知識が乏しい場合は、担当できる案件の幅も狭まっていくことになります。

多種多様な案件でニーズの高いSESエンジニアとして活躍するためにも、スキルアップや経験量は不可欠といえるでしょう。

2-6.デメリット⑥開発完了まで携われないケースがある

SESエンジニアが関わる開発業務は、あくまでプロジェクトの一部分であることが大半です。加えて、SES契約では客先常駐の期間があらかじめ決められているため、契約期間が終われば、開発完了まで携わることなく案件から離脱するケースがほとんどといえます。

自身が開発に携わった案件を最後までしっかりと見届けたい方には、SESエンジニアの働き方が適していない可能性もあります。

3.システム開発に携わりたいエンジニアにはDeFactoryがおすすめ!

システム開発に携わりたいというエンジニアの方は、DeFactory株式会社に所属することをおすすめします。ここからは、DeFactoryで得られるやりがいや、案件の特徴を紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

関連記事:Shopifyレコメンド「PeecAI」の3つの強みと成果についてご紹介!

3-1.DeFactoryで得られるやりがい

2017年に設立したDeFactory株式会社では、開発支援事業やコマース事業、コマース支援事業を展開。それぞれのメンバーが協働、連携してチームとして働きかけることで、会社という組織が「個人では成し遂げられない成果を上げられる場」になると考えています。

また、以下のような2つの行動指針と3つの行動方針も掲げています。

【VALUES】

・BE PROACTIVE:主体者として自立自走

・BE CREATIVE:人が心から欲しがる製品・サービスを提供しよう

【POLICIES】

・TRANSPARENT:組織の透明化

・MOVE FORWARD:自由と責任のカルチャー醸成

・SO PICKY:100の問題を100人で1問ずつ解く組織

DeFactoryでは、エンジニア一人ひとりが主体者として自立自走しつつも、「SO PICKY(100の問題を100人で1問ずつ解く組織)」というチームとしての連帯も重視しています。人々が本当に欲しいと思える製品・サービスの制作に向けて、DeFactoryの一員として開発に携われるため、大きなやりがいを持って働いていただけるでしょう。

3-2.DeFactoryの案件の特徴と単価のイメージ

DeFactoryの開発では、上流工程であるアイディア構想からヒアリング、テストマーケティング、MVP開発まで案件に関わることが特徴です。MVP開発は、最小限の機能を実装したシステムを構築した上で、フィードバックを得ながら新規事業のスムーズな立ち上げを支援できる開発手法を指します。

DeFactoryでは「事業創造への伴走とコミットメント」をビジョンに掲げているため、スポット的に案件に関わるのではなく、エンジニアとして全面的に案件へ関わりを持てます。

4.【求人募集】DeFactoryの案件をご紹介

今回は、DeFactoryで一緒に働いてくれるバックエンドエンジニアと、iOSエンジニアを募集いたします。詳しい案件の詳細について、以下よりご確認ください。

案件としては、エンド直(直請)、もしく元請直(二次請け)の案件が90%となっております。

4-1.案件の詳細

今回募集する求人の案件名や勤務場所、作業内容などは以下のとおりです。

案件名カーシェアリングシステムリプレイス
場所原則テレワーク※打合せなどで日本橋、虎ノ門へ出社の可能性があります。
作業内容障害原因調査・改修、設計書最新化移行関連作業、保守運用準備、次プロジェクト準備
必須スキル・AWS全般(CodePipeline、CodeCommit、CodeBuild、CodeDeploy、ECS、AWS Batch等)・SQL・Java(SpringBoot)・JavaScript(jQuery、BootStrap)・プログラミング開発経験7年以上・設計/製造/単体テスト/結合テスト/総合テスト

勤務地は原則テレワークとしていますが、打合せなどで日本橋、もしくは虎ノ門へ出社の可能性もあります。そのため関東圏を軸に活動されているエンジニアの方が望ましいです。

4-2.求人募集①バックエンドエンジニア

バックエンドエンジニアの求人内容は以下のとおりです。

場所フルリモート予定
作業期間長期予定
単金時給精算(※スキル見合い)
支払いサイト35日
稼働時間月80時間以上 or 月160時間以上※平日日中で稼働可能な方
業務内容・Rubyを使ったWebサービス・アプリケーションの設計、開発、運用・マーケティングやカスタマーサポートチームの業務を支援するadminツールの設計、開発、運用・チーム開発のリード
開発環境サーバ環境:Ubuntu, nginx, unicorn, MySQL言語:Rubyフレームワーク:Ruby on Railsその他:AWS,GitHub等
その他使用ツールslack
必須経験・プログラム開発経験1年以上・テックリード、エンジニアリングマネージャーいずれかの経験(もしくはそれに準ずるご経験)※業務系システムの開発経験がある方、歓迎します
あると望ましい経験・Ruby on Railsでのプログラム開発経験・Rspecによるテストコード開発経験・AWS、Microsoft Azureでのインフラ管理経験・SREの経験
職務環境としての魅力・スタートアップ企業で共に新しい文化・スタンダードを創ることができます。・自社プラットフォームの開発に携われます。・上流工程から携わることができ、手法にこだわらず裁量をもって開発できます。・開発して終わりではなく、機能の拡張や改善など、成長期のサービスを創ることができます。・自社サービスの開発のため、納期に縛られず、品質にこだわって開発できます。・スケジュールのコントロールが可能な環境のため、残業が少ないです。・一人ひとり仕事を切り分けてお任せするので、無駄な会議もなく自分の仕事に集中できます。
こんなことをやります・高い品質と開発生産性を高次元で成立させるための各種施策・クラウドにおけるサーバーやネットワークなどの構築、運用・システムの安定稼働への取り組み( 障害調査/対応、モニタリング、障害検知や性能維持のためのモニタリング環境の構築、運用)・セキュリティ設計・運用の自動化・その他自動化(開発環境、プロビジョニング等)・クラウドサービスやミドルウェアの評価・導入・運用・社内ライブラリの開発/運用/保守
こんな技術を使いますクラウドプロバイダ: AWS、Azure(AWSに統合予定)・Infrastructure as Code: Terraform/Docker/Webアプリケーション開発: Ruby on Rails/nginx/MySQL/Elasticsearch・開発ツール: GitHub/Slack/BacklogDockerおよび構成管理ツール(ansibleを現在利用)の経験必須Productionへのデプロイ運用経験必須(現在capistrano,githubactionsを利用)監視ツール導入・運用経験必須障害対応やキャパシティプランニングの経験必須Rails,nginx,elasticsearchいずれかの経験必須

今回は、バックエンドエンジニアとしてプログラム開発の経験が1年以上あり、テックリード、エンジニアリングマネージャーいずれかに関する経験をお持ちの方を募集いたします。自社プラットフォームの開発に上流工程から関わっていただくため、品質にこだわりながら開発業務が行なえます。

4-3.求人募集②iOSエンジニア

次に、iOSエンジニアの求人内容を紹介します。

場所フルリモート予定
作業期間長期予定
単金時給精算(※スキル見合い)
支払いサイト35日
稼働時間月80時間以上※平日日中で稼働可能な方
業務内容・UI/UX改善・品質改善・新規サービスアプリの開発等
必須経験・React/ReactNative利用経験・Next.jsあるいはTypeScriptの実装経験・コードレビューをしたこと、されたこと双方の経験・iOSアプリ開発、運用の経験(特にリリース対応)
あると望ましい経験・Androidアプリ開発、運用の経験・Firebaseの利用経験(Hosting, Functions, Authentication, Firestore)

iOSエンジニアの求人として、特にリリース対応におけるiOSアプリ開発、運用や、React/ReactNativeの利用経験がある方を募集いたします。新規サービスアプリの開発や品質改善などに携われるため、ご自身のスキルを活かしながら、やりがいを持って業務にあたっていただけます。

5.まとめ

SESエンジニアの単価に対して、還元率は50〜60%程度とされているため、実際に受け取れる報酬相場は27.5万円〜39万円程度となります。

さまざまな案件を通して知識・スキルを身に付けられるなどメリットがある一方、開発完了まで案件に携われないといったデメリットもあります。

DeFactoryでエンジニアとして活躍すれば、自身の開発案件に対して責任を持って対応できるため、大きなやりがいを持てるでしょう。バックエンドエンジニア、iOSエンジニアのスキルを持っているという方は、ぜひ求人への応募をご検討ください。

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この記事を書いた人
DeFactory代表取締役 事業開発、デジタルマーケティング(検索領域)、グロースハックが得意領域です。 事業の壁打ちのご相談お受けしております!

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